甘口純米酒のラベル

白をベースに優しく柔らかいイメージで「甘口純米」の味わいを表現してみました。黒の「辛口純米」と対になっているデザインです。

日本酒の味わいは「甘味、酸味、辛味、苦味、渋味」の五つの味で構成されています。だから「甘口純米は甘みが強い」。でもそれ、実は正解とはいえないのです。

お米が醸されてアルコールになっていくわけですが、これが進めばお酒に含まれる糖分は減り「辛口」となります。いわゆる「日本酒度」と言われる分類方法で(+)プラス、(-)マイナスで表示されます。

糖分の少ない辛口は+3.5〜。中には+6以上のものもあります。逆に甘口では-1.5以上。-6.0以上の甘いお酒もあります。

でも、これはあくまでもデータ上のお話です。
甘・辛を判断する目安にはなるかもしれませんが、実際の味わいとはあまり関係がありません。
あと、「(+)プラスは良くて(-)マイナスは質が…」や「通は辛口を好む」というのも刷り込まれた誤ったメージですね。


お米の味わいを残し、上品な甘さに醸した花春の「甘口純米」は、冷や、常温、ぬる燗、さらにロックと、様々な温度でそれぞれ違った表情を見せ、オールシーズン楽しむことが出来ます。

さて、そんな日本酒好きを唸らせるような、綺麗な甘口の純米酒をうまく表現できたでしょうか?


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